message学校長からのメッセージ
建築・インテリア・デザイン分野で「何を学ぶのか」について熱く語る仲川孝道 学校長

何故、学ぶのか?

人は両親から生を受け、庇護の下、成長する。やがて大人になり、社会に出れば当然の義務として仕事をする。ある時期になれば親から独立して自分の家族を作り、自ら生計を立てる。やがて親となり、子を育て養う。人の営みはこの繰り返しである。 このようにして、人が生活する上において「仕事をして生計を立てる」ことは重要にして不可欠なことである。どうして生計を立てるか、どんな仕事をして生きるかを真剣に考えねばならない。その岐路に立った時、世の中にはどのような職業があるのか知る必要がある。自分に適した職業を見つけ、その仕事の将来性を理解し、どうすればその仕事に就くことができるのか知らなければならない。進学か就職か。大学か、それとも専門学校に行くか。一昔前の神話のように、大学に入れば薔薇色の人生が待っているという時代ではないのだから。世の中が好景気な場合は人手不足になりやすく、苦労せずとも何らかの仕事に就くチャンスはあるだろう。然しこれからの時代、誰もが安定して人生を送ることは難しそうだ。今日、世界経済の変遷、日本の借金問題、労働環境の変化等々、私たちを取り巻く環境には厳しいものがある。いよいよ低迷するこれからの時代を見越した場合、安定して人生を送るには、「備えあれば憂い無し」の考え方が必要である。他人が容易に真似ることが出来ない知識、技術、感性、運動能力等、いわゆる「特技」を持ち合わせた人は、このような時こそ条件も良く特技を生かした職業に就くことができる。そのために学ぶのだ!

仕事上の「特技」を身につけ、胸を張り生活するために学び備える。

進路については、専門学校でも大学でも、自らが将来に目標を立て、そこで「何を学ぶのか」よく理解して選択するべきだ。そこが仕事をするための出発点となるのだから・・



職のバランスを読む

衣食住の一角を担う建築インテリアの仕事は人が生きていく上で欠かすことのできないものである。新しい家が建ち、街ができ、建物は古くなれば建て直す。建築の仕事は尽きることはない。

「職のバランス」を考えてみるとしよう。

今人気の職は何か?若者が選ぶ職業に大きな偏りが出た場合、仮に数年後、皆が介護や医療関係者ばかりとなったら世の中が成り立たなくなる。職のバランスを読むことは進路選びの大切なキーとなる。人気の商売も供給が過ぎれば陰りが出る。また、今は流行でない職もやがて光が射す時が訪れる。ここ暫く、建築を目指す若者は少なく、このままでは建築業界の未来が危ういとも云われている。しかし建築人口が減少する近い将来にその職は希少となり、必ず「モテる」時代がやってくる。今こそ建築インテリアデザイン分野の進路を選ぶことはチャンスである。今からの時代を生きる若者に賢明な選択だと断言する。